家族や友人を大切にしながら税理士試験を合格するには?~試験合格よりも大切なこと~

「試験と家族のどっちが大切?」
そう問われれば、大抵の方は家族と答えるでしょう。
しかし、税理士試験に本気で取り組んでいると、周りのことを考える余裕すらなくなってくるのが事実。
そこまで必死にならなければ、なかなか合格できない試験です。

さて、家族や友人などの人間関係を崩さずに試験を合格するには、一体どうすべき?

家族や友人を大切にすべき理由

家族や友人の存在は人生をよりよくする

税理士試験を合格するために頑張ることは素晴らしいことです。
しかし、人生においてどれくらい試験に合格することが重要でしょうか?

大切な家族や友人を失ってしまえば、これからの人生、味気ないものになってしまうでしょう。

試験の合格にも支障がでる

また、私の受験仲間で、試験勉強を優先しすぎて恋人と別れ、その精神的ダメージから試験に大きく影響が出てしまった、という方もいました

ここまでの事態にならなくても、合格を祝ってくれる人も少なくなってしまえば、試験合格の意味さえ半減し、モチベーションも減退するでしょう。

分かっていても難しい!

上記のようなことはある意味当然なこと。
それでも周りのことなど考える余裕がなくなってしまうのは、それだけ試験が難しいから。

試験と人間関係。
一体どのようにバランスをとるべき?

試験と人間関係のバランスの取り方

私は働きながら税理士試験を5科目合格しましたが、7年間に及ぶ勉強生活で、大切な人間関係については、ほとんど失わずに過ごすことができました
いろいろと反省点もありましたが、下記のことを実践した勉強生活をしていれば、負担も少なく、良好な人間関係を維持することができるでしょう。

①「自分にとって大切な人は誰か」を考える
②友人などと一緒にいるときは勉強のことを忘れる
③家族などを大切にする計画を立てる
④試験の現状を真摯に伝える

①「自分にとって大切な人は誰か」を考える

まずは、自分が大切にしたいと思う人が誰であるかを、もう一度考えてみましょう
人間関係は大切にすべきものですが、税理士試験に挑戦するのであれば、全ての人間関係を同じように維持することは難しいでしょう。
そのため、まずは自分の人生において自分が大切にすべき人を、絞り込むこと。
それができると、自分が優先すべきものは何か、ということも分かり、自分が参加する必要のないことが何か、ということも見えてくるでしょう。

例えば、頻繁にある会社の飲み会。
自分の楽しみになっているならまだ良いですが、ただ「断りにくい」という理由だけでいつも参加しているのであれば、参加しないほうが良いでしょう

確かにこういった機会をすべて断ってしまうと、
・新しい人間関係を築くチャンスを失う
・円滑な勤務等がしにくくなる
ということにつながる可能性もあります。

しかし、何も失わずに試験を合格することはできません
大切な家族などを失うことに比べれば、小さな問題かと思います。

②友人などと一緒にいるときは勉強のことを忘れる

「暗記する時間が足りない」
そういった状態で人と遊んだりすると、
「勉強時間を確保しなくては」といったそわそわした気持ちや、
「時間がもったいない」といった感情、
更には会話の合間などに、実際に「税法を思い出そう」みたいなことを試みたりしてしまったりします。

それは確実にやめましょう。
誰かと一緒にいるときにいるときに税法を思い出すなんて行為は、完全に無意味。
なぜなら、そんな中途半端な状態で勉強を試みても効果は全くない上に、相手にも悪い印象を与え、更には自分のストレスも増幅するだけであるためです。

「勉強時間を確保しなくては」といったそわそわした気持ちは、勉強不足やスケジュール感がつかめていないことによる不安感ですが、「時間がもったいない」といった感情は危険。
なんでもないことを楽しむ気持ちが失われている証拠です。
気持ちや時間に余裕が出てくるとそのような思考も消えるかもしれませんが、税理士試験に没頭しすぎるとそのような思考に支配されがちですので要注意です。

家族と家で過ごす時間は?

家族と過ごす時間は、「なんとなく一緒に過ごす時間」も多いです。
そして、その時間も長いです。

そのため、友人などと外で遊ぶ際よりも、更に「中途半端な脳内での勉強」などが始まってしまいがちです。
いずれにせよ、そのような中途半端な勉強は無意味ですので、勉強は勉強、楽しむ時間は楽しむ時間、という風に、うまくメリハリをつけるべきです

③家族などを大切にする計画を立てる

新たな科目を勉強の計画を受けるとき、まず1年間の勉強計画などを立てるかと思いますが、その際家族などと一緒に過ごす時間についても大まかに計画を立てましょう

例えば、
「試験後は毎年旅行に行こう」
「4月以降は勉強中心にしたいから、3月あたりに友人と飲みに行こう」
「妻の誕生日が試験直前だから、今年は○○の店で買った花を渡そう」
といった内容です。

直前期になってしまうと、精神的な余裕がなくなり、何かあらたしいことを考える余裕もありません。
直前期のそわそわした状態で、新たに「何を買おう」ということから考え始めようとすると、大したことでなくても、意外にストレスや負担も大きくなります

しかし、上記のように先にプレゼントを買う場所まで考えておけば、直前期であっても、ストレスなくプレゼントも用意できます。

④試験の現状を真摯に伝える

自分が試験を受けることで、影響を与えてしまっている家族などに対しては、自分の現状を素直に伝えましょう

それができていないのであれば、既に、「試験勉強で忙しくて」出かける余裕がないのではなく、「試験を言い訳に」ただ出かけない、といった状態となっているかもしれません。

家族を大切にすることは試験に不利?

「家族を大切にするために時間を割いていたら試験に不利になるのでは?」なんて言う方もいるかと思いますが、そんなこともないと思います。
特に、家族などに嘘をつかず、試験の現状を伝えられる人は、漠然と「試験勉強で忙しい」と言いながら、勉強からも逃げてしまっている人よりも、早く合格を手にするでしょう。
結局何事にも真剣に向き合う姿勢が、試験の合格にも必要となるのです。

まとめ

税理士試験で受かることは人生の目的ではありません。
それぞれ目指す何かがあって、その手段として税理士試験の合格を目標としているのでしょう。

試験勉強に没頭すると、周りを見失いがち。
家族などのことを全く考えずに試験合格を目指す生活を続けてしまえば、たとえ合格に行き着いたとしても、税理士の仕事を始めた後、結局家族のことなど考慮しない、仕事優先の生活が続くでしょう。

本当にそれで良いのかどうか、一度冷静になって考えてみるのも良いでしょう。